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お料理帖~息子に遺す記憶のレシピ~のIPPOのレビュー・感想・評価

3.3
去年アップリンクでひっそり上映され、ひっそりレンタル開始。余程小さなプロダクションの作品なのか周辺TSUTAYAで扱いゼロ、配信無し。でもゲオにはあるのだ!久々に家から遠いゲオまで行ったぜ〜。

映画というよりドラマ的な内容だけど、年齢的にも感慨深い内容。

親がアルツハイマーになったら現実的にどうすべきか。苦労した親の余生をどう有意義に生きてもらうか。自分自身も人生の折り返しを過ぎたところで、悔いの無い人生を送らずにいて良いのか。
「親の老い」を通したヒューマンドラマでした。もっと母の秘蔵レシピをたくさん披露して欲しかったなぁ。

さておき、
お惣菜屋さんが舞台の本作。お惣菜って、単に出来合いおかず販売が役割じゃないのね(多分韓国では)。薬草や漢方の知恵を取り入れて、その街の人の健康維持や難病の緩和をバックアップする役割がある。

まさに医食同源。単に「おふくろの味!母ちゃんのおかず」とは異なるお料理の意義に、大変惹かれました。日本にもそういう古来の民間食事療法を取り入れたお惣菜屋さん、あったら嬉しいのにな。あるのかもしれんが。
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