久々のイ・ジェフン映画主演作。特別上映会にて鑑賞。慰安婦問題が題材ということもあり、日本公開、DVD化は難しいんじゃないか…という作品だけに、鑑賞出来たことが嬉しい。
面白くテンポも良い。
イ・ジェフン演じる堅物なエリート公務員と、ナ・ムニ演じる街の名物クレーマーおばあさんの交流が笑える…なんだ慰安婦問題とか全然じゃん…いい感じ…
ところが、ラスト30分怒涛の勢いで反日な空気に一転。おばあさんが戦時下で受けた過酷な慰安婦体験と、未だ治まらぬ日本政府への怒りが描かれる。最後の最後まで日本人はクズ野郎として描かれる…
…うーん。完成度も高く、イ・ジェフンも好きなだけに、非常に日本人としては評価が難しいのです。周りの観客は泣いてたけど、大好きな韓国映画…ここまで反日な流れ…うーんどうなの…といったとこ。
慰安婦の事実を風化しないために、多くの人に知ってほしい、という製作意図なら理解できるけど、反日感情のプロパガンダならかなり引くわけで…。
主演ドラマ「シグナル」が日本リメイクされたばかりのジェフン君。日韓の今後の架け橋として彼がこの役を全うしてくれたなら嬉しいけどな。
個人的にはイ・ジェフンは改めて韓国若手映画俳優として着実にステップアップしてるなと感じた一作でした。彼の英語の発音も素晴らしい。