のんchan

運命は踊るののんchanのレビュー・感想・評価

運命は踊る(2017年製作の映画)
3.7
最近のイスラエル映画🇮🇱は侮れない‼️という話が出て、フォロワーさんから教えて頂いた作品。

イスラエルのアカデミー賞に当たるオフィール賞で、作品・監督・主演男優賞を含む8部門に輝き、ヴェネツィア国際映画祭では審査員大賞を獲得。海外でも高い評価を得ているヒューマンドラマ。


冒頭の2〜3分で意表を突く‼️何コレ❓と映画魂をギュッと掴まえられる。
とにかく何だか今までに無いシナリオであり、カメラワークであり、全てにおいて凄く斬新で変わった作品だった。


若い息子の戦死の知らせを受けた40代の夫婦。
場面が変わり、戦地の前哨基地で単調ながらも緊張した日々を送る息子。
不幸な報せは誤報だったのだが...


運命の不条理や人生のやるせなさを監督の実体験を基に描いている。
次に何が起きるの?と??マークを掲げて観続ける...そしてラストの驚き😮


原題『Foxtrot(フォックストロット)』とは、1910年代にアメリカで流行した社交ダンスの4分の4拍子、2分の2拍子のステップの名前。
作品中に度々出てくるダンスの描写。「前へ、前へ、右へ、ストップ。後ろ、後ろ、左へ、ストップ」これは必ず元の場所に戻って来る。
どうあがいても、いくら動いても同じところへと帰って来る。
動き出した運命は変えることができないということなのか?

年齢も性別も選ばないだろう作品でした。
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