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運命は踊るのpepoのレビュー・感想・評価

運命は踊る(2017年製作の映画)
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「運命は踊る」
父の“弱さ”の源泉は、世代を越えて引き継がれた「時代に虐げられた記憶」で、当人にはどうしようもなかった因果の巡る不条理がキツい。
それでも最初から最後まで見入ってしまうのは、話の組み立ての巧みさ、時に軽妙な話運び、そして何よりこの監督の撮る画面構成の美しさがあったからだと思う。
必要かつ充分なものがあるべき所に配されていて、それがドラマの理解に深く寄与してくる感じ。単なる美意識上の計算、みたいなものじゃなくもっと広い知性に裏打ちされてる気がして、私はヴィルヌーヴ監督と同じくらいこの監督の撮る画面が好きかも...
予告に入ってる「兵士のダンス」のシーンが気になって足を運んだんだけど、観て良かった
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