Imymemine

パンとバスと2度目のハツコイのImymemineのレビュー・感想・評価

3.9
主人公のふみは2年間付き合った恋人にプロポーズをされるも、永遠に相手を好きでいる自信/好きでいられる自信がないとプロポーズを断ってしまう。
そんな彼女のもとに現れたのは、初恋の相手たもつだった。淡い恋心が蘇る。少し浮かれるふみだが、たもつはバツイチで子供もいる身、その上不倫した元妻のことを未だに諦めきれないようだ。

のんびり邦画。恋にまつわるいろんな話。
この映画のなにがすごいって、恋に対する価値観が根底から幅広い。その価値観も男/女を抜きにした″人″という視点で捉えてるようで、ここまで登場人物の人格を描き分けられるものなのかと普通に関心してしまった。恋以前に人生の価値観。すごい…。
恋すること恋されることの描写が真摯でぶれない作品だった。終わり方にその真摯さが出ている。好き。
深川舞衣さんのナチュラルさが作品の空気感にマッチしててよい。
ずっと気になっていたから観れてよかった。
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