このレビューはネタバレを含みます
【 リア銃 】
定期的に、ジョン・ウー作品とチョウ・ユンファを観たくなるのはなぜだろう。きっと、これでもかと、いうほどの“熱”を求めているからだろう。
やっぱり本作も、これでもか、というほどの“熱”があった。
殺し屋とデカのタッグが何故か相性抜群。対局の存在のはずだが、両者の約束を死守するという信念が根底で繋がっていたからであろう。とりわけラストの、涙と血まみれのふたりが、とにかくカッコいい。
友情と銃でほとんどが占められている本作において、“リアルに銃実”していたというほか、言葉がない。リア銃だった。