このレビューはネタバレを含みます
謎のスナイパーの人間狩りに巻き込まれた若者たちが酷い目に遭うだけの話。
みどころは、出演者が無名の役者ばかりなので誰が生き残るのかわからない展開と痛々しい気合の入ったゴア描写。狙撃されても即死せずにピクピクしたり、ゼーゼーしたりするところもたまりません。
最後まで生き残った女がスナイパーのイモった木に車で突っ込み、スナイパーの頭をグチャグチャになるまでボコボコにする展開は激アツだったのですが、ライフルのストックに刻まれた犠牲者の数を見てぶち切れてスナイパーのライフルのストックでぶん殴ったらライフルが暴発して無駄死にする展開にはガッカリ。そりゃないぜ監督。俺が見たかったのはそういう捻りではなく、死んだと思われていた軍人の娘が実は生きていてトドメを刺すみたいなやつなんですよ。
とりあえず、掴みのキラーショットのスナイパーに頭をぶち抜かれた男を女が目撃するシーンで、頭をぶち抜かれた男を見た女の姿からズームアウトして銃創から頭の中に入っていったのに、途中で頭の中から銃創へ戻り、頭をぶち抜かれた男の姿を見せる流れに違和感を感じてしまったのが最初のつまずき。その後、頭をぶち抜かれた男が車のタイヤで潰され、更に、横転した車で潰される天丼演出は良かっただけに残念。
