ロビン

ダウンレンジのロビンのレビュー・感想・評価

ダウンレンジ(2017年製作の映画)
3.8
予想を遥かに上回る面白さ!
この無慈悲で理不尽で救われない世界観がたまらない、個人的にはかなり好みのワンシチュエーション・バイオレンス・スリラー作品。
ちなみに“ダウンレンジ”とは射程圏内という意味らしい。

冒頭男女6人が乗った車がかなりの田舎道でパンクし、タイヤ交換をダラダラしている描写がしばらく続く中、一人目がいつ撃たれるのかとヒヤヒヤソワソワしてると、いつの間にかタイヤ交換してた奴が頭を吹き飛ばされて死んでいた。。
絶対に最後まで生き残りそうな奴だったのに。。
それに気付いた次の犠牲者も音もなく頭を撃ち抜かれる。。
姿を見せない残忍で情け容赦無いスナイパーにどこからともなく狙われているスリルと緊張感がたまらない。 
また最初の二人までは予想外のサイレンサー付けて撃ち殺してきて、それ以降は撃った弾の威力やスピードが低減されるのでサイレンサー無しで撃ちまくってくるという設定も良い!

開放的な屋外が舞台にも関わらず終始閉塞感を感じさせる作りは秀逸!

【ネタバレ】
  ↓









終盤15分はなかなかの衝撃度。
ガンガン人が死んでいく。
まさか映画に出てくる登場人物が1人残らず死ぬとは。
最後まで生き残ったジョディの死に様が予想外過ぎてある意味シュール。
謎のスナイパーが車が衝突した衝撃で木から落ちてくるのも予想外〜笑

それと警察無能過ぎてビックリする。
ちゃんと暗視スコープぐらい持ってこい!

あとスナイパーが結局最後まで謎で正体も分からず、人を次々と殺す理由も明かされないままなのも理不尽さが極まって良かった。
ロビン

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