シネマスナイパーF

ダウンレンジのシネマスナイパーFのレビュー・感想・評価

ダウンレンジ(2017年製作の映画)
-
すげー普通の映画で、予想不可能!とか誰が死ぬか分からない!とか言ってるけど、フラグの立て方から回収まで逆に周到すぎるぞ
グロいの、サイコー♡みたいなテンションで作った雰囲気は好き


90分しかないのに事が起きるまで割と時間があり和気藹々としていて、んーだいじょぶ?と思ってしまう冒頭も、後々一応役に立ってくる道具の紹介に一応なってはいる
欲を言えば、思いのほか時間割いたなら登場人物に肩入れする時間も作って欲しかったかな
とにかく何の裏切りもない映画で、あまり工夫は感じられず…おお…そうか…って感じ


そもそも論なので声を大にして言いたくはないのですが、敵は銃で撃ってくるだけのシチュエーションなのだから、それに耐える側が対策を練って実行していく様子を相当面白くしなきゃならないわけで、それって凄く難しいことなのでは
なんだかな感を一番象徴している場面は、ある文明の利器を使えるようにしようという展開ですね

冒頭で、車が止まってしまった場所付近だけ、その道具が使えないっていうルール説明が襲われる前に一応されるので、スリリングな展開は用意されるんですけど、その道具を使うために、車ごと場所を移動しようとして行きたい方向と違う方向に行ってしまった後、その道具を試さないのは何故?仮にも移動できたのだから使えるかもしれないとは思わないのか?
百歩譲って使えないとして、問題は、通りがかった別の家族が襲われてしまった時、その道具が使えない件が簡単に解決されてしまっていること
えっ、結局その方法でオッケーでーす次!なの?
その車の周りでだけ使えないだけなんだろうなと思っちゃいますし、本当だとしたらヤバイぞその車

ひとりだけ離れたところに隠れてしまった奴も別に大した見せ場があるわけでもなくリタイアするし、犬が寄ってきたけど何も起こりませんでしたとか、いるかなーそんな場面

それから敵の姿を部分的とはいえ見せまくるのも好きじゃない
ぶっちゃけ大したビジュアルでもないのだから、最後に全身の姿を一回見せられる方が、まだ存在感あって良いと思うんですけどね


ポスターは非常にカッコよく、その柄のクリアファイルを貰えたことは大変嬉しかった