hanghaji1138

シャーキーズ・マシーンのhanghaji1138のネタバレレビュー・内容・結末

シャーキーズ・マシーン(1982年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

バート・レイノルズ主演&監督の
「シャーキーズ・マシーン」について。
若い頃とてもお気に入りの映画だった。
VHSも中古だけど買って何度も観た。
麻薬捜査官だったシャーキーがおとり捜査でポカやって、売人がバスジャックしちゃう(チョウ・ユンファの映画で
同じシチュエーションがあったはずなんだけど、タイトルが思いだせない)。その責任を取らされて、掃き溜めみたいな風紀課へ転属。

ショボイ仕事ばかりでうんざりしてたところに、潜入捜査中のCIA捜査官と娼婦が殺される事件が発生。

一晩1000ドルの娼婦に行き当ったシャーキーたちは、どうにもきな臭い政治からみのこの事件に、俄然やる気を見せていく!

普段見下されてる風紀課の面々がシャーキーを中心に、どんどんいっぱしのチームになっていくさまはほんとに気持ちがいい。

山田正紀の「火神(アグニ)を盗め」とか、駄目なんだけど駄目じゃない人たちの活躍するお話だから、とってもとっても大好きだったんだろうなあ。

シャーキーたちの邪魔をする人々も変だった。なぜか暗殺集団はチャイニーズ系だったりするしなあ。

一番強烈に印象に残るのはヘンリー・シルヴァが演じてた殺し屋ビリー・スコア。相手にとどめを刺す前に必ず雄たけびを上げる。

いつも薬をキメてるんで銃弾を何発くらっても死なない死なない。シャーキーの相棒、アーチ刑事との至近距離での銃の撃ち合いシーンはもう最高!
(このシチュエーションを正々堂々の一騎打ちに昇華したのがジョン・ウー「男たちの挽歌2」のケーンVS中野浩一似の殺し屋なんじゃねえかと思うんだけど)
雄叫ぶビリーはほんと強烈だよ。

「シャーキーズ・マシーン」ですげえかっこいいのがOPとEDの映像。
早朝のアトランタの空撮からぐーっとカメラが寄っていくと線路の上をのしのし歩くシャーキーと並走する。これがBGMの「ストリート・ライフ」と相まってまあかっこいい。

EDは事件解決後のシャーキーから今度はカメラがアトランタ市街へぐーんと上がって空撮に。

やはり何度も観てしまうのだった。
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