ウィショウスキー

IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。のウィショウスキーのネタバレレビュー・内容・結末

3.7

このレビューはネタバレを含みます

“みんな大人になったなあ”


まちにまったIT chapter 2
さっそく観てきました。
結論から言うと私はすごく好きです。

90年版の作品もつまらない、
といいつつ大好きなのですが
今回のものもつまらない、という意見は
全否定できません。なぜかって…

90年版も今作も、ペニーワイズの
攻撃がワンパターンすぎる。
メタモンじゃないかまるで。
へんしん以外は大して
強みを持たず、ホラー的怖さに欠ける、
蜘蛛っぽいビジュアルは興ざめ。
原作は未読なので、なんとも言えないが
ラストバトルは映画化に不向き
だったのでは…?


それに加え新しい方では
音に頼り過ぎだ。びっくりした
じゃないの!!としか残らない。
ホラー映画としては残念な仕上がり。

これがみなさんも感じたであろう
低スコアの理由ではないでしょうか。



でも、私はITが好きなのです。

だって、あんな個性あふれる
ルーザーズが、一生懸命頑張る
のを見守るのって最高の
役目じゃないですか🥺🥺🥺
その役目を担うんですよ、我々は
劇場で。

前編、後編に分けて5時間以上も
やってるんですよ。あんないい子達
を5時間も見守ってたら絶対感情移入
しちゃうじゃないですか!

という、超好みの押し出しですが。



さらに新設定として、
リッチーはゲイでエディに思いを
寄せていた、というのがでてくるんです
けどこれがまた泣ける。
もともと、90年製でも
リッチーが1番お気に入りのキャラクター
だったので、さらに彼を
深めてくれたのは嬉しいポイントです。
ビルヘイダーが素晴らしすぎて、
彼をキャステングしたことが
1番の成功だったのでは!!



最後にもう1つ書きたいのが
今回の作品は90年製にくらべ
同じ役を演じた子どもと大人が
すごい似てるのが良いポイントでした。
90年製のは、え!この顔がこれに
成長する!?なんてつっこみながらの
鑑賞でしたが、今回は本当に似てる。
目が似ている俳優をキャステングした
という記事を読んだけれど、
顔はもちろん、表情とかも。
めっちゃ子どもに寄せたんだろうな
俳優さんってすごいな、と純粋に
感じました。




そんなこんなで主観的になりすぎ
た、大好きなITのレビューでした。




あ、ペニーワイズさん。
グザヴィエドランを殺したことは
許さねえからな。