KeiRalph

IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。のKeiRalphのレビュー・感想・評価

3.7
ルーザーズとペニーワイズの恐怖の同窓会in例の場所!リア充避けする為に、わざわざ500円無駄に払って飛び出さないIMAXの席を確保したにも関わらず、両サイドに鬱陶し…失礼、初々しいカップルに挟まれた中での鑑賞。次々起こる怖いシーンに彼女らもわかりやすい反応&スマホを時折起動して、SNSやら時間の経過を気にする充実ぶりでした。ペニーワイズよりお前らの方がよっぽど怖いわ!

前作も観たはずですが、やっぱりどうしてその時も幸せそうなカップル達に散々邪魔され…いや幸せをお裾分けしてもらいながらの鑑賞たったので、そこそこ怖かった印象があったなあ、位の思い出でした。

まあ詰まるところ、鑑賞環境は今回も似た様なシチュエーションだった訳ですが、作中、ルーザーズの面々も記憶を取り戻し、だんだん怖いのに慣れてきた様に、私もリア充のいちいちの行動に怒るのも飽きて、むしろ作品に集中できた!これぞシンクロニシティ!

全体的な印象はジェットコースター型のわかりやすい怖い表現目白押し映画。出てくるキャラクター、全部フィギュア化してさらに儲けるぞ感一杯。半分悪意で言ってますが、それだけ演出が確立されていたという証明でもあります。ホラー要素ばかりが目立って人間ドラマが邪魔、というパターンはよくありますが、ルーザーズ達の前作からの継承、解消もあるので、逆にペニーワイズが邪魔と感じるぐらいドラマ部分が確立されていました。

おんなじクラウンという事で、どうしても先の「ジョーカー」と比較しがちですが、こちらのクラウンは大人には形無しの寂しがり屋でしたね。でも、ホラー映画のシリアルキラーには根拠や由来なんて不要と思ってる私には要らない演出でした。完結編だからしょうがないけど。
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