Tai

IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。のTaiのレビュー・感想・評価

3.4
Chapter2!
〝それ〟と再びの対峙!

度重なる予告編にて洗脳による使命感を植え付けられ、前作観たことだし、いざTHE ENDへ!
再び出現した〝それ〟に、彼らはどう立ち向かうのか?
〝それ〟を完全に撃退するのにはどうしたらいいのか?
あの夏の日の顛末を見届けて来ましたᕦ(ò_óˇ)ᕤ


あれから27年後のルーザーズクラブの集結ということで、前作観てるとテンション上がっちゃいますね!
同窓会というか、久々の友達たちとの再会って良いですよね(*´ω`*)
恐らくはペニーさんも相当楽しみにしていたのでしょう。
パワーアップしたのか、前作の設定を忘れたかのように大暴れ!
井戸から繋がる下水道?関係無い関係無い!
子供にしか見えない?知らない知らない!
もう、テンション上がりっぱなしのペニーさんが、何だか段々とあわれに観えてきたから不思議(笑)

前作が恐怖を乗り越え成長し、友情を育む作品だと思っていました。
恐怖を実体化したかのようなペニー・ワイズに対して、震えながらも立ち向かった子供たちには感動しましたね。
しかし、本作では再び前作のような各々の恐怖を見せられ〝それ、前作で乗り越えたんじゃなかったの⁇〟という、若干の興醒めすら感じてしまう始末(-_-;)
せっかく大人になったんだから、子供の頃に感じる事のない恐怖を責められるとかの方が良かったと思うんですけどね。
大人になった彼らの子供が狙われるとか、奥さんが…とか!
何より、前作で〝恐怖のピエロ〟が〝倒すべき敵〟となっていたのに、振り出しに戻るとまでは行かなくても、半分くらいは戻っているような感じが観ていてだれてしまいました…

なにより最終的にホラーなんだか青春なんだかアクションなんだかパニックなんだかSFなんだかもうよく分からない作品に観えてしまい、観ているこちらが迷子になってしまったのが1番の残念ポイントでしたかね。
色んな要素があるのですが、そのどれもがつまむ程度な気がしたのが物足りなさをより感じさせました。
せっかくのペニー・ワイズ演じるビル・スカルスガルドの怪演が相変わらずとんでもなく素晴らしいというのに!

どうしたら恐怖のピエロを完全に消滅させられるのか?という物語の大筋を理解しながらも、前作の焼き直しに見えなくもない最新作に割と肩透かしをくらいました…

しかし、やっぱり恐怖のピエロは(所々)恐ろしいし、映像も申し分のないクオリティと迫力ありの作品ですね◎
またいずれ観直すと違った魅力を感じるのかもしれません。
Tai

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