このレビューはネタバレを含みます
ホラー映画が苦手なため克服目的で観賞。
なぜか実家の親父の部屋にピエロが集められていて、それが子どもの時にとにかく怖かったのはこのitを何かで見たせいだと思う。
そんなペニーワイズに向き合いにいったのだが、なんだこの映画は!!
ペニーワイズを倒すルーザーズ達が子供時代の記憶を取り戻すため、各メンバーの回想シーンにペニーワイズ&その一味が現れる。
みんなを恐怖に陥れていくために、忙しなく登場するその姿を見ているとペニーワイズなんか大変やな、なんかがんばれ!という感情が芽生える。
前半で彼が登場する間を完全に観客と同期させていき、よ!待ってました!!的な登場が繰り返されるたび、恐怖心はどんどん薄れていき笑いの快感に変化していった。
完全に笑かそうとする演出に正統派のファンがどのように感じるか分からないが、ストレンジャーシングスの完全なオマージュ、後半パワープレーで感動にまとめようとするところ、2時間50分ずっと作品に魅入ってしまった。
もはやホラー映画も色んな要素を入れてく時代に突入したんだなと実感。
って、ホラー映画全然克服出来へんし!