ハリボ

IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。のハリボのレビュー・感想・評価

4.2
【2019年55本目】

エンターテイメント性と
メッセージ性の間の難しさ

昨年公開イット続編。
個人的今年ワースト1位の前作。
周りの人に
イットは最悪だった!!!
言いまくっていたら、
じゃあチャプター2行きましょうよ!!!
と誘われ鑑賞。

結果的にいうと、よかった!
天邪鬼な性格なので、自分が手をつけてない流行りものは変な色眼鏡をかけてみてしまう私。(笑)

何がよかったかというと、鑑賞後の
一緒に行った人の解説がガチすぎて話に納得いってしまった(笑)

そう、この映画はホラー映画じゃない。
子供が大人になる、その過程で忘れたかった、その場に置きっ放しにしていた恐怖を克服する物語だった。
前作で納得いかなかった部分は、今作のための布石だった。
ぬぬぅ、やられた。
気付かされた。

改めて考えるとこの映画はリッチーのための映画だったなあと個人的には思った。
道化師を一番恐れていたリッチーがコメディアンになり、未だに自分の秘密を押し殺しながら冗談を言って社会を生きている。
冒頭で迫害される同性愛者からも物語として一貫していて、リッチーが自分を許す、そしてみんなに寄り添ってもらえたラストがよかったと思う。

詳しい人の、素敵な解説が聞ければ、
いい映画だと思えたけど、
この映画をみて、そこにしっかり気づける人はどれだけいるんだろうか。
流行りのホラーだから、と言って
高校生がワーキャー言ってみる映画にしかなってないようなつくりだったり、
そういうつくりだからこそ、私のような天邪鬼がみて怖くないと文句を言ったり(笑)。
エンタメ性がないと見られる母数はどうしても減る、興行を考えるならいろんな人がとっつきやすいようにつくるのは当たり前だと思う。

でも、演出やつくり、プロモーションで
もう少しわかりやすいように作れなかったのかなあと思う。

それは、まだまだ私が浅いんだろうけども(笑)
前情報とか予告に左右されずに、正しく映画をみたいなあと、ちょっと気付かされた映画でした!

誘ってくれたルーザーよ、ありがとう。