〝お前たち 大人になったな〟
ペニーワイズの狂気っぷりに磨きがかかっていた。更にルーザーズ個々のことがより深掘りされていて良かった...
これで本当に終わってしまったのかと寂しくなるほど、それぞれに愛着が湧く。
最初に載せたペニーワイズの言葉に、胸がきゅっとしました。
その言葉を放ったあとのルーザーズが、大人ならではの残酷さと批判の目を覚えてきたかのように見えた。子どもが持つ恐怖がペニーワイズの力の源となっていたけれど、恐怖に打ち勝つことを覚え自分を信じることができるようになったルーザーズを認めるようにも見えたけど、なんだか儚い気持ちになった。
2時間半とかなり長く、今回は次々と人がやられてしまうので悲しくなるけれど、
演出が様々あるので良く詰め込まれて、凝られているなあと思いました。
ペニーワイズを演じていたビル・スカルスガルドは外斜視に目が見えるよう不気味さを追求して、自由自在に目を操れるようになったとか。凄い役作りと圧巻の迫力だった。ペニーワイズを見るためだけにもう一度見たいくらい。
原作が大好きだったので期待以上の本作に拍手。