NAOYA

IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。のNAOYAのレビュー・感想・評価

3.7
『ピエロをぶっ殺そう』

前作から27年後、それが戻ってきた。
ルーザーズ・クラブvsペニー・ワイズ、再び。

約3時間ありますが飽きずに最後まで見れて楽しめました!
ただ、個人的には前作の方が好きかな。

・ストーリー
ルーザーズ・クラブがペニー・ワイズを撃退してから27年後。すでに大人となり、それぞれの道を歩んでいたルーザーズの面々だが、メイン州デリーで再び行方不明事件が発生する…


大人になったルーザーズ・クラブのキャスティングは素晴らしい!
前作の子どもたちの面影が感じられて、本当に成長した姿に見えます。

主人公がジェームズ・マカヴォイはイケメン過ぎないか?とは思いましたが、前作でも美少年でしたからね。
ジェームズ・マカヴォイは今作のような一般人の役もこなせて、演技の幅が広いです。

ヒロインのジェシカ・チャステインは美人でしたね。

ポッチャリくんはイケメン化してました!


ストーリーも3時間ありますが中だるみせず、良かったです!

特に前作でルーザーズが1度ケンカ別れしてから再び団結するのがあっさりしてたなと思っていたら、今作でその間の出来事を描いて補ってくれるのはかなり良かった!
気になっていた部分でもあるのでスッキリしました。

ただ、ピエロの正体や殺し方は…とか、ウイルスに感染した…とかの設定は物語を進めるための後付け感を強く感じてしまいました…。
しかも、この辺の謎や伏線の回収は中途半端だったのも残念。
やるなら、ペニー・ワイズの正体をもっと掘り下げて欲しかったです。


ホラー要素も前作同様にホラーが苦手な自分でも見れる怖さで安心しました(笑)
所々で笑えるシーンもありますし。

相変わらず色々な姿や幻覚を見せて襲ってくるペニー・ワイズ。
ですが、前作に比べてピエロの姿で襲ってくるシーンは減ったような気がします。


そして、クライマックス。
これに関しては圧倒的に前作の方が好きでした…。

まず、ペニー・ワイズを倒すための儀式をCGを使って豪快に描いてたわりに、○○だったとは…。

そこからのペニー・ワイズのモンスター化は個人的に許せます。
アクション好きなので(笑)

ただ、肝心の倒し方があっさりしていたのが残念…。
弱ったペニー・ワイズはかわいそうに見えてくるし…。
オリジナルを見てないので何とも言えないのですが、せっかく死の光?が出てきたのだから、これを活かしたりしても良かったのでは…と思ってしまいました。

ただ、ペニー・ワイズの最後のセリフで、なぜ子どもばかり狙うのか?の謎が明らかになったようには感じました。


クライマックスは残念だったものの、ラストシーンは良かったです。

大人になっても信頼できる昔からの友達っていいなと感じられる作品でした。
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