『神と共に』って、まずこの一見B級映画のような仰々しいタイトルと、ポスタービジュアルに惹かれ、鑑賞してきました。
地獄や転生を題材にした映画は他にもあるけれど、ここまで壮大な娯楽大作に仕上がった作品は初めてでした。
しかも感動的な人間ドラマが軸となっているのだから、すごいです。
序盤は、非日常的な展開と、冥界の使者のキャラクターが可笑しくて、ついつい笑ってしまいます。
中でもキム・ヒャンギ演じるドクチュンには引きつけられます。
中盤はちょっと中だるみしますが、終盤にかけての、主人公ジョホンの家族をめぐる物語が切ないです。
特にオモニ(お母さん)役の女優の演技が素晴らしく、一番泣いてしまいました。
観る前は2部作かよと、 文句も言いたくなると思いますが、見終わった後は、2作目が楽しみになってしまいますよ。
エンドロールの後に、2作目の予告が流れるので、席は最後まで立たないで下さいね。