なべ

神と共に 第一章:罪と罰のなべのレビュー・感想・評価

神と共に 第一章:罪と罰(2018年製作の映画)
2.5
ダメだこりゃ。出来の悪いマンガかよと思ったら本当に原作は漫画だった。
地獄めぐりや冥界の使者って設定はまあまあだけど、ストーリーがねえ。キーマンの貴人消防士のジャホンには最後の最後まで感情移入できなかったよ。
てか、この手の貧乏メロドラマって、手垢付き過ぎじゃね? まったく同じ話を見た記憶すらある。いや、むしろ雛形なのでは? いくら涙腺が弱くなったとはいえ、こんなありふれた話で泣けるか。
ってフィルマ見たらみんな泣いてるー!うそーーん。
唯一いいなと思ったのは愚鈍なドンヨンの演技。銃器のセレクターをカチャカチャやってた時から、嫌な予感がしてたけど、ほらー!やっぱり!だから言ったじゃん(言ってないけど)、バカ!ってまるで肉親のような気持ちになった。彼の演技は演技に思えなくて、その目つき挙動がいちいち説得力がある。第二章でまた彼に会えたのは嬉しかった。

最近は重くて暗くてどす黒い韓国映画ばかり観て、ずっとハズレがなかったので、このハズレ具合にはちょっと凹んだ。早く終わらないかななんて思ったのは久しぶり。こういう言い方はアレだけど、ノリがフジテレビのドラマの映画編のような感じなのよ。騙されたと思って見てみたがこれは本当に騙された。

あ、カンニムに見覚えがあると思ったら、お嬢さんのあいつなのね。おっす!久しぶり! ん、ジャホンも見たことあるぞ。あー、猟奇的彼女の男の子か!おっす!ご無沙汰。
なべ

なべ