タキ

神と共に 第一章:罪と罰のタキのレビュー・感想・評価

神と共に 第一章:罪と罰(2018年製作の映画)
3.8
ハリウッドの娯楽映画を見てるみたいなワクワク感があった。VFXもよくできてるしお金のかけ方もハリウッドクラスじゃないのかなと思う。タイトルがカタイのでどんな映画かとちょっと身構えたけど、閻魔大王のいる地獄や亡者の転生の話は落語にもあるぐらい日本人にも馴染みがあってキリスト教に基づくものに比べて格段に見易くて面白かった。それになんといってもヒラヒラと裾が舞うロングコート姿のカンニムとヘウォンメクがかっこいい。ソード使いのアクションシーンにはシビれた。デカいお兄さんたちふたりに小柄で童顔のドクチュンがちんまりと可愛くてこれは配役の勝利。
見せ方はハリウッドっぽいけど中身は親子愛を描いていてそこは韓国っぽかった。息子たちは冥界からお母さんに想いを伝えることはできたけれど、現実では息子2人をほぼ同時期に亡くしたわけで、彼女のこれからの人生を思うと可哀想すぎて真顔になってしまう。ジャホンはどこに生まれ変わるのか。転生すればかつての記憶はなくしてしまうのかもしれないけどお母さんの近くだといいね。続編にはそのあたりも描かれるのだろうか。
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