Ryota

The Light of the Moon(原題)のRyotaのレビュー・感想・評価

The Light of the Moon(原題)(2017年製作の映画)
-
見初めはもうちょっと撮るところあるでしょうとか思ったけど、最後には星もつけれない気がした。問題の重さが映画の良し悪しを超えてて。何気ない「日常」の中でレイプされて、その前に飲酒、ドラッグをしてたがためにカウンセラーや弁護士からは逆に責められる主人公。折々に、水の中みたいなくぐもった「きーん」っていう音が、主人公の針みたいな気持ちと、意識が遠くなっていくところをよく表してた。絶え間無く揺蕩う彼女の気分に頭を抱える彼氏や、主人公に振り回される友達、職場。ついに休暇を言い渡されて、親からも追い詰められて……と進んでいく映画。改めて、映画自体(あらすじや技術)が良かったかと言われればそうでもない一方で、「観て良かった」とかいう感想も言えない。自分にとってはそういう映画でした。
あと、この映画の脚本作成、監督、撮影全て女性がやってるそう。
Ryota

Ryota