わだげんた

グッドランドのわだげんたのレビュー・感想・評価

グッドランド(2017年製作の映画)
2.6


本日、東京国際映画祭二本目。
ドイツ、ベルギー、ルクセンブルクの映画。ベルキーの映画は初か微妙だけど、ルクセンブルクは確実に観たことないな。

ドイツからやってきたやってきた男。ルクセンブルクのある村で職探し。胡散臭がられて、パブで飲んだくれてると、パブのお姉ちゃんに口説かれてその日のうちにベッドイン。そのお姉ちゃんの声掛けもあって、なんとか職も見つかります。

超閉鎖的な村でなかなか溶け込めない男。しかし、ようやく人間関係が出来上がりつつある頃、なんだか村人が変なことに気づきます。

やたら性に開放的なこと。
よそ者に何か隠してること。
子供たちの様子が変なことに。

それでもなんとか暮らしてたところ、町である噂が流れます。強盗をして逃げてる男三人組がいること。どうやら付近に隠れてるらしいこと。

当然、男は疑われますが、深く突っ込まれることもありません。なんとなく、おとがめなしになります。

その理由は、村にはそんなことで村を調べてもらいたくない大きな秘密があるから。

その大きな秘密を男が知ったとき、村人たちは。。。

ってお話。

タイトルのグッドランドというのは、豊穣な土地という意味。だから、町の人は農業で潤っており、基本的に裕福で、幸せ。
だからよそ者が入ってきて土地を荒らされるのを嫌う。

閉鎖社会の恐ろしさは日本でもあるよね。

上映後の監督への質問コーナーで監督自身が語ってたのが、閉鎖的な社会に入り込んだ男の変わりっぷりをこだわって作った、とか。

監督もちょっと認めてましたが、デヴィッド・リンチの世界に近いのかなー。

ラストの主人公の表情、なんか不気味でした。
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