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泉の少女ナーメのgtwdmdjtのレビュー・感想・評価

泉の少女ナーメ(2017年製作の映画)
4.0
TIFF2017鑑賞

ナーメの美しさは、まるでモナリザのようなフェルメールの真珠の首飾りの少女のような、マザーテレサであり、正にこの泉の神話を体現するに相応しい存在だった。
一匹の孤独な魚が泳ぐ村の奥の泉。その泉の水には癒しの力があり、先祖代々受け継がれてきた。
ナーメの他に3人の男兄弟がいるが、皆、教師やキリスト教の牧師など、それぞれ泉の癒し手を継ぐことなく、新たな社会へ適応をしている。
父はナーメにこの泉の癒し手として後を継ぐことを望むが、ナーメはナラブとの出会いもあり女性としての幸福との葛藤の最中。
自分たちの神話を守るのか、新たなものを受け入れるのか。われわれの暮らしは常にそうやって出来てきた。それが良いことなのか、悪いことなのか、それはそれぞれだ。

普段の暮らしに温もりを与える映画もあれば、普段得られない刺激を与える映画もある。この映画は普段得られない癒しと詩的で哲学的な空想をする余地を与えてくれる映画であり、その分野でもずば抜けて美しい作品だった。

印象的なシークエンスが心に響く
その霧の中包まれていたい。