原題「sparring」
「敗者があってのチャンプだろ」
負け犬なんかじゃない…勝てなくても
打たれ強いボクサーだっていいじゃないか!
KOし続けるヒーローもいれば、本作のように家族の為にスパーリングパートナーになり下がる中年ボクサーもいる
マチュー・カソヴィッツの醸し出すボクサーの枯れた感と父親の頼もしさが絶妙である
静かに穏やかな展開…
本音をぶつけ合う父と娘の関係が素敵だと思う
ボクシング映画というより家族の物語
言葉より軽快な音楽が印象的でした!
ポスターの写真で、てっきり男の子だと思っていたら(失礼)とてもいい表情をする女優ビリー・ブレイン(新星)でした!
心が整理される映画がまた一つ増えました
何をもって"美学"というかは、人それぞれ