くぅー

負け犬の美学のくぅーのレビュー・感想・評価

負け犬の美学(2017年製作の映画)
4.1
my映画館2019#2> 13勝33敗3分けの45歳の父親ボクサーの、引退を決めた最後の50戦目の試合までのドラマで・・・自分も含めて勝ち組ではない者達には沁み入るのではないかと。

原題は"スパーリング"で、試合を前にして、リング上で練習相手をする役回りで・・・本作ではチャンピオン候補相手に、道化師の様に無様に打ち込まれるシーンが続く。

いやいや、そんな彼は勇敢なんですよ・・・負けを全く恐れないし、誰に対しても言うべき事は言うし。
そして、単純にボクシングが好きってのが、またたまらなく・・・そんな姿をきっちり認める強者が居るってのもいい。

ラスト、どんな形であれ、家族を笑顔にした時点で勝ちな訳で・・・優秀な指導者として勝ち組に入る姿を妄想しちまいました。

なお、キャストでは、マチュー・カソヴィッツの熱演に尽きます。

P.S.
貸切状態で見れまして、さらに勝ち組の余韻に浸れました(笑)
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