負け犬の美学の作品情報・感想・評価

「負け犬の美学」に投稿された感想・評価

格闘映画の新たな大傑作。猛烈に感動した。 才能もなく、情けないほどに負け続ける中年ボクサー。それでもお金のため、家族のためにリングに上がる姿に胸を打たれる。なによりずっと見たいと思っていたパパのボクシングをはじめて見た時のあの娘の表情、ラストの笑顔。泣くわ

ボクシングシーンがあり得ないレベルにリアルなんだけど、パートナー役はほんとのチャンピオンだとか。そりゃあすごいわ。
鑑賞回数:1
物語:★★★☆☆ 3.5
配役:★★★★☆ 4.0
演出:★★★☆☆ 3.0
映像:★★★☆☆ 3.5
音楽:★★★☆☆ 3.5
再見:★★★☆☆ 3.0

ビリーちゃんの可愛さに1RでKO負け
完全に手も足も出ず、何ならTKO
評価点が高かったので観てみたが、物語はともかく、試合を含む演出面のせいで全体的にイマイチ
家族(特に可愛い娘)の為に頑張るダメボクサーが有終の美を飾るまでの話と言えば聞こえはいいのだが、そもそも主人公に好感が持てず
ボクシングが好きで 負け続けながらも45歳まで続けているといった設定だが、負けてばかりでは当然大した稼ぎもなく、家族の理解と奥さんの稼ぎがあってボクシングをやらせてもらってる感じなのに、普段からタバコを吸ったりとストイックさにも欠け、剰え 娘の習い事の月謝も満足に払えないとあっては残念ながら素直に応援する気にはならず
今すぐボクシングを辞めろと主人公より新生活を応援するまであったが、それでも訪れた転機を逃さず食らいついた点だけは評価
それ以降のチャンピオンとの絡みも悪くはない
よく出来た家族を持ち、ある日の何気ない試合が結果的に引退試合となってしまう事も多いと思われるボクシングの世界で、家族と決めた約束の50試合目をしっかり最後の試合と意識してリングに立てた主人公は幸せすぎじゃないかなと思った
娘も超可愛いし
ビリーちゃんの可愛さが平均点を上げてる気がしてならない作品
taitai

taitaiの感想・評価

3.8
ドラマチックにアレンジし過ぎていないところに好感が持てた。
音楽が素敵。前半のコーラスも後半のシンセもクライマックスの盛り上げも。

このレビューはネタバレを含みます

マチュー・カソヴィッツめっちゃいい!!!
のに…悔しい!!!!
YosukeIdo

YosukeIdoの感想・評価

3.2
『アメリ』で主人公のお相手役を演じたマチュー・カソヴィッツが主演を務めるボクシング映画。

…なんですが、ボクシング映画的な印象は残りません。
どちらかというとひとりの男・父親とその娘への想いを描いた物語。

もちろんボクシング要素は満載なんですが、そこを映画の中心に据えて盛り上げるシーンを入れようという意図は感じませんでした。

主人公のモチベーションが常に娘に向いており、静かな闘志、青の炎のように負けようが自分がどうなろうが娘のために、と思う父親の物語ですね。

タイトルが良いですよね。
なんか惹かれるものがありました。
もけ

もけの感想・評価

4.2
胸が熱くなった…

情熱を注いだものに対して最後まで足掻いた父親の物語。
決して敗者の逆転劇を描く内容ではないんだけど、それがまた余計に心に響くんだ。
ラストの娘を見る父親としての表情が沁みる。

敗者がいるから勝者がいる。
敗者だからこそ見えるものがある。
才能がなくても、負けっぱなしでも、最後まで立ち続けろ。悔いを残さないよう足掻き続けろ。
そんな敗者がたまには勝つそれは、敗者の中で何よりも光り輝くんだ。

(ツイッターに書いた感想をコピペして編集追記)
「憎しみ」で鮮烈な印象を残した監督、俳優マチュー・カソヴィッツの主演作。仲良し家族の娘の大して上手くないピアノのために、ボクシングがあまり上手くない親バカプロボクサーの親父が欧州ランカーのスパーリングパートナーを買って出る。特に美学は感じないし、負け犬とも思えない。ボクシングものとして観るとたぶん楽しめない。アスリートがあんなに喫煙してたらいかんのではないか?スパーリングパートナーはパンチドランカーになるとかボロボロになるとか、みんなして煽るから、リング上で何か起こりゃしないか常に心配になり、試合シーンは主人公に勝っては欲しいが、事故は起きないで欲しいと、肉親を応援するような不思議な感覚に。勝手にどん底の人生から這い上がる感動作をイメージして観始めたが、わざとドラマチックにならないように組み立ててるのか、繰り返されるスーパーでのセコイ買い物シーンとか、試合の結果を寝床の娘に伝えるシーンとか試合以外の細かい日常描写の方に魅力ある、地味ながら滋味のある、こじんまりした良作だった。最初いけ好かなかった黒人ボクサーいいヤツじゃん。娘がとにかくかわいい。親父がバカにされんのが嫌って泣かせるなぁ。親として頑張らないとなぁと奮起させてくれる。
とえ

とえの感想・評価

4.0
最後にホロっとする、じんわり温かな映画だった

主人公のスティーブは45歳のベテランプロボクサー
彼は、これまで、49戦して13勝しかしていない弱小選手だ

そんな彼には2人の子供がいて、経済的にも苦しくなってきたこともあり、50戦したらボクサーを引退することに決めていた

そんな時、スティーブはトップクラスのボクサーがスパーリング相手を探していることを知り、娘の大好きなピアノを買うためにスパーリング相手に立候補する…

スポーツの世界には、どんな競技にも世界のトップに君臨するチャンピオンがいる

そして、そんなチャンピオンの裏にある血の滲むような努力と、それがもたらす勝利には、とても胸が熱くなる

これまで、多くの映画はそんなチャンピオンの感動的な姿を描いてきた

しかし、そのチャンピオンの陰には、どんな選手にも、日頃、練習相手のためだけにいる選手たちがいる

例えば、野球のホームランバッターの陰に練習用のピッチャーがいるように
チャンピオンを目指すボクサーには、スパーリング相手のためだけのボクサーがいる

この映画は、そのスパーリング相手にスポットライトを当てた作品である

そんなスパーリングボクサー スティーブを観て感じたのは
「ふがいない」とか「うだつの上がらない」という言葉だった

どんなに必死に戦っても勝てず、子供にカッコいい姿を見せることができない

けれど、私たちが生きる社会の中では、チャンピオンになれる人はわずか1%ぐらいで
スティーブのような人が多数派なのだ

だから、きっと多くの人が彼に共感し、心の中でがんばれと応援してしまうのだ

では、なぜ、勝率2割6分の彼が45歳になってもボクサーを続けているのか

ただボクシングが好きだからだ

チャンピオンのサンドバッグになってボコボコにされても、50戦までやると決めたら、その引退の日までボクシングに命をかける

その生き様にグッとくる映画だった

周りの人たちに笑われようと、生き恥を晒そうとも、自分で決めた人生は最後まで守り抜く

ふがいなくても、うだつが上がらなくても良い
最後まで必死に戦うことが、ボクサーとしての彼の生き様なのだ

その彼の心意気を知ったチャンピオンは、彼にサプライズプレゼントをする

このチャンピオンの心遣いにグッときてしまった

日頃、スパーリング相手のボクサーにスポットライトが当たることはないけれど
ボクシングに対する思いは、チャンピオンも一目置くほどなのだ

そんなスティーブに対して「負け犬」っていうタイトルを付けちゃう邦題ってどうかなと思った

彼の心にある志は、決して負け犬ではなく、もっと気高いものだからだ

そういう地味な日陰の人たちにスポットライトを当てる優しさが良いなと思った
彼の最後の檜舞台には、思わず涙が出てしまった
もちの

もちのの感想・評価

3.8
自分の強みは打たれ強さ。
もうずっと試合には勝てておらず、それは武器じゃないと否定され、時には観客から馬鹿にされる……そんな中でも諦めず、相手に向かっていく姿がカッコいい。

お父さんのことを大好きな娘や理解のある奥さん、サンドバッグを揺らさないように叩こうとする息子、家族もみんな良い人達ですごく好きになった。
>|