人生なき人生の作品情報・感想・評価

人生なき人生2017年製作の映画)

Life without Life/Zendegie Bedoone Zendegi

製作国:

上映時間:90分

3.4

あらすじ

肺癌で余命半年と宣告されたアルデシール。息子でミュージシャンのサティアは父がカネを貸した相手を訪ねて借金を取り立てるが…。新鋭モインファルはS・マフマルバフやゴバディの助監督を経て本作で監督デビューした実力派。

「人生なき人生」に投稿された感想・評価

kei77

kei77の感想・評価

3.0
東京国際映画祭にて。

イラン映画を(恐らく)初めて見た。中盤以降の展開にやや目が点になった。父と息子の人生の対比が面白い。

イランのラインダンスが可愛らしい。

舞台挨拶で監督が、芸術は観る人を応援するものだ、みたいなことを話していて興味深かった。
いろんな人の様々な信念のもとで芸術は作られているのだなあ。
覚悟していた死。
覚悟してなかった死。

人生はなにが起こるかわからない。
BGMとしての音楽の使い方が最後以外になかったのが新鮮。

会話劇のような前半。ちょっとした会話や風景も、異文化のギャップを感じて面白かった。

演劇で観たかった、、、。
アキナ

アキナの感想・評価

2.5
2017年東京国際映画祭
マフマルバフなどの助監督を経て今作で監督デビューしたモインファル監督によるイラン映画。

バフマン・ゴバディの『ペルシャ猫を誰も知らない』に代表される様に、音楽に関しても規制が少なくないイランにおいて、大々的に音楽を題材に映画が製作されたという事が新鮮に思われた。
また、序盤でヴェールを身に付けていない女の子達が、主人公の奏でる曲に合わせて踊る姿もかなり印象に残った。(現在は政府による規制が弱いのだろうか?)

他にも主人公の父親がクルド人であったりと、「イラン映画」らしさはあるものの、王道をいかない様な設定が先進的に感じられた。
第30回東京国際映画祭
Arisp

Arispの感想・評価

2.2
東京国際映画祭で、同僚8人横並びで鑑賞。

初監督にしてすでに巨匠みたいなオーラを放つ監督の舞台挨拶でのお話が興味深かった。
イランには「黒の上の黒」というようなことわざがあるとのこと。ひどく淡々としているかに見えた今作でも、まさにそんな瞬間が訪れる。からの、テレビをパッとつけたみたいに突如現れる鮮やかな世界。ほら、あの意味ありげなラインダンス!

…ラインダンスだっけ?イランダンス?
横並びの、はないちもんめ的な。
ああいう、じわじわ来るショットをもっと見たかった。

「人生なき人生 (LIFE without LIFE)」というタイトルも分かるようで分からないので、脚本も兼ねた監督の意図を聞いてみたかったような。そんな思い出。
“人は2度生まれる。二度目の誕生日は人生は一度きりだと気づいた日だ”
「人生は何が起こるかわからない」ということを改めて気付かされる映画。人の人生をみて、動かされる人の人生!
りす

りすの感想・評価

1.7
2017年275本目、11月2本目、劇場99本目の鑑賞

東京国際映画祭にて鑑賞
イラン映画


単調になりがちなストーリーを音楽で紛らわせた印象
良かった点として
所々カメラワークが独特で工夫が見られたこと
遊び心溢れる長回し、命の儚さを教えるような生命の消失と共にカメラが引いたとこ

残念な点として
起伏がなかったこと、敢えて作らなかったのかもしれないが、もっと劇的な話にした方が面白くなる脚本だったと私は思う

終わり方も納得いかない
賞賛してる方もいたが、会話劇は会話劇で終わらせた方が一貫性がある
あんな景色撮れるなら最初からそれも活かせばいい
ラストだけあんなの見せられても困る
話のトーンに合致していない
コントラストを狙ったのかもしれないが、私は断固そんなものは受け入れない
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