めちゃくちゃ面白かったです!
これはクレイジーリッチナイジェリアンでした。
インド映画、韓国映画が昨今熱いですが、ナイジェリア映画もかなりきてるんですって。
ハリウッドならぬ、ノリウッドと呼ばれて年間2000本以上の作品が制作されている(ハリウッドを超えて世界一の製作数!)
ナイジェリアには1億9500万人の人口に対して、40くらいしか映画館がなかったり、チケット代が5000円くらいだったりと独特の市場のようです。
さて、本作。
2016年ナイジェリアで一番売れた作品とのこと。
めちゃめちゃ面白かったです。結婚という普遍的なテーマをもとに、家族の絆、貧富の差、民族の差などをコメディタッチで描いていました。
色とりどりに着飾った招待客たち。特に紳士たちがサプール(同じアフリカのコンゴで、平和を愛しかっこいい派手な色のスーツを着こなす紳士の方々のこと)みたいでオシャレでかっこいい。女性たちも花嫁に負けじと、派手で鮮やかな色のドレスが素敵。
日本の結婚式なら招待客は新郎新婦より目立たない格好を、となりますがこちらはより目立ってやるぜくらいの勢いでオシャレしてました。
キャラクターがみんな個性的。
一番好きになったのがウェディングプランナーの女性。
金持ち達はいつもわがままだと言い、この仕事がなくなると困る、と言っている所から貧困層の側になるのかな。トラブルまみれの結婚式に四苦八苦してる姿が最高にかわいい。ラストの疲労感でやさぐれた姿も大変に良し。
あと神父さんがやばい。
新郎新婦へのご説教がやばい。「アーメンを信じないやつは死ね!死ね!死ね!燃え尽きろ!燃え尽きろ!」みたいに言って大盛り上がり。パンクでロックな神父だわ。
そして新郎のお父さん。
過去に過ちを犯してしまったけれども…妻との関係修復に努めたり、新婦のことを誰よりも守ってあげたり、素敵なお父さんでした。
クレイジーリッチではシンガポールの結婚式の文化を見ることができましたが、本作ではナイジェリアの結婚式を楽しめました。
ダンスしながら新郎新婦の家族が入場したり(どっちの家族が先にダンスをするかで揉める所も面白い異文化だ)美味しそうなご飯がたくさん出てきました。
他国の文化に触れるというのはとても面白い体験ですね。
ちなみに本作、現時点でフィルマークスで16人しかMarkしていません。少なっ!!
Netflixで観れます。
なかなか映画館で映画を楽しみづらい状況ですので、もしお時間あればぜひ。
これだけ宣伝したので、ネットフリックスナイジェリアからバナナが空輸されないかな🙄
100分で笑って泣いて、とっても楽しめる映画でした!
アハー!!