ひかりの歌の作品情報・感想・評価

ひかりの歌2017年製作の映画)

Listen to Light

上映日:2019年01月12日

製作国:

上映時間:153分

3.8

あらすじ

「ひかりの歌」に投稿された感想・評価

[Everything was beautiful and Nothing hurt] 100点

人生ベスト。今年観た450本の中でもぶっちぎりで1位。全秒が美しい。非常勤の美術教師が数多くの恋愛ベクトルを交わしつつ、内に秘めたる思いを爆発させる第一話"反対になった電池が光らない理由だなんて思えなかった"。父が建てた想い出のガソリンスタンドが無くなることをきっかけに、変わることを強いられた週末ランナーの追いかけっこ"自販機の光にふらふら歩み寄りごめんなさいってつぶやいていた"。借りたコートのピーナッツに寄ることも言及することもせず、ただ只管に元ロック歌手の父の思いをめぐる第三話"始発待つ光の中でピーナツは未来の車みたいなかたち"。そして、占い・絵を書く行為・ショウタロウへの返事・借りたコートの行方とシーンの物語を終結させることなくシーケンスを切り続け、徒歩・ランニング・車と船による旅を続けてきた映画を、最終的に"帰って来た"男が"受け入れもらう"ことで終結させる第四話"100円の傘を通してこの街の看板すべてぼんやり光る"。全編に渡る絶妙な"間"、それぞれのヒロインが持つ多様な透明感、切られたことで永遠に回り続けるシーケンス。その全てが無限に美しい。

現状3位の『王国(あるいはその家について)』にも笠島智が出ていたので、多分彼女を追うべきなんだろうと勝手に解釈している。あと、第二話の"ショウタロウさん、殴っていいですか?"は至高。あのシーンの透明感は異常。
ami

amiの感想・評価

3.6
仙台短篇映画祭

1章、3章がとてもよかった
ゲル

ゲルの感想・評価

3.3
とても静かで、贅沢に時間を使っていて、玄人向けな作品だと思う。
いかにも素人的な見方しかできない者として、素直に感じたことを述べると……

章の最初に出る短歌を5分後には忘れてしまう。
4章以外、どうして似たタイプの女性ばかりが主人公なのだろうか。
監督の好みのタイプ?
若くて隙があって、そこに付け入りワンチャンを狙う男性たちがやけに目に付いてしまい不快だった。
特に2章。
今日子ちゃん、自慢の脚力であの男から全力で逃げてーーー!!
あの男の相手をする時間があるなら、気になる男子にアタックすることにエネルギーを使えば良いのに……。
衣装もセクシーすぎでは?
同性なのに太ももばかり注目してしまった。。

作品の作り方はおもしろいなと思った。
アフタートークありきの作品だと思う。
Lea

Leaの感想・評価

-

このレビューはネタバレを含みます

アフタートークを含め、好きなシーン

1話の野球少年2人はあの学校の生徒で、杉田監督が授業で教えていた子だったそう 冒頭に自転車を並走させてふざけあうのも、元々2人がよくやっていたのだと ジュースを奢ってもらった際に「キャッチボール楽しかったですよ」という台詞がアドリブだというのに驚いた すごく良いシーンだった もう1人の野球少年が夕暮れの中でしーちゃんの絵を描き、懐中電灯の光を照らすシーンも良かった (高校の美術部のこと思い出した 女子校だったし、わたしの先生はあんなに親しみやすくなかったけど)

2話の今日子が自販機の光に包まれて「ごめんなさい」と嗚咽するシーンでは、辺りに自販機以外の光が存在しないような場所で撮影された

本作では照明さんがいないため、メインキャストと撮影場所を最初に決めていたという 野球少年をはじめ、ガソリンスタンド、中華料理屋さん、4話の食堂のご夫婦も、実際にそのお店で働いている方で、そのせいもあり良い意味で"自然な平凡さ"が守られていたなと思う

4話のオムニバス形式の中で、短歌に纏わる"光"と歌が必ず出てくる
登場人物はみんな、個性的で特別なキャラクターではなくて、どの街にもいそうな普遍的な人物像として表現されている
でも、平凡な日常の中にふと光を放つようなワンシーンが潜んでいて、その瞬間に出会うたびに心惹かれてしまうような映画だった
日常に潜む詩情のある瞬間
なつこ

なつこの感想・評価

3.9
1カットの長さが心地よいです 全然分からなかった気もするし 一生見てられる気もした
たく

たくの感想・評価

4.3
劇場で観られて本当に良かった。
どのカットも写真のような素晴らしい絵があります(監督自身写真もやるとのことで、納得しました。)
余白を感じ取る映画。
なので部屋で何かしながらとかは観ないで、暗くしてじっと見つめあって息をして欲しい作品です。(疲れたら章ごとに止めても良いし)

ミュージシャンがしっかりと役として出てくる。監督も昔音楽をやっていたそう。

写真撮る人みんなに観てもらいたいし、息を吸いたい人にも観てもらいたい。
踏み込んでしまうと壊れてしまうかもしれない関係がある。それでも踏み込む人もいれば、ただじっと動かない人もいる。戸惑って涙を流す人もいる。4話のオムニバス形式。とくに1話2話の恋の話は、結末がどうであろうとも言葉にしなければならない気持ちが、それを発した方の気持ちも。受けた方の気持ちもなんだかとても切ない。俳優たちの些細なせりふのやりとりがあまりにも自然で、カメラがたまたま居合わせてそこに流れる姿を切り取ったんじゃないかとさえ思える時がある。

映画の中で描かれる些細な出来事が、本当に些細なのだけど、それが忘れられない印象を残す。リズムよく繰り返されるキャッチボール。古本屋の振り子時計の音。円を描くようにランニングを続ける少女の息遣い。雪をかく車のワイパーの音。学校の中に響く学生の声。自転車、車、電車(北海道なので正確には汽車か)、そしてなんだかお腹が空いてくる食べるシーンの描写。それは本当に小さくて些細な音なんだけど、なんとなく耳鳴りみたいに耳の中に残る。ポスターかどこかに『listen to light』という英語タイトルが記載されていた。光を聞く。映画を象徴するとても印象的な言葉。

劇場で観た時、アフタートークで監督が話していたが、1話で野球少年が「キャッチボール楽しかったです」という台詞をアドリブで言ったらしいのだけど、確かにあの台詞は本当に素敵だった。
na

naの感想・評価

1.2
期待していたのだけれど、幾度となく眠ってしまってよくわからなかった、、、
わたしは苦手だったかも。
si

siの感想・評価

3.8

このレビューはネタバレを含みます

出来るだけ説明省いた構成が良いし、それぞれのエピソードが微妙に絡むのもそこそこ巧いんだが、各キャラクターの魅力が薄い。また、出て来る男がちょっと気持ち悪い人だらけ。ルックスは仕方ないにしても、いい歳こいて何してんだ、というのは正直ある。

しかし、第2章の言い寄られるばかりで自分では好きな人に好きとは言えない、そのもどかしさが頂点に達するランニングシーンは素晴らしかったし、その後に章繋ぎの船シーンで北海道に行くのがさらっと分かるのはグッと来た。

第四章のラストの傘シーンも良かったけど、とにかく駄目な男でも女でももっと魅力的に撮って欲しい。次作に期待します。
等身大のひかり
すぐそばにあるひかりを浴びれる

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