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シリアにてのmhのレビュー・感想・評価

シリアにて(2017年製作の映画)
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シリア内戦をモチーフにしたハイコンセプトな戦争映画。
シリアの首都ダマスカスに居残ったひとたち視点になってるいわゆるロビンソンズもの。
ほかだと「戦場のピアニスト」とか、「マイリトルガーデン」がロビンソンズもの。
さらに、カメラはマンションの一室限定になってて外に出て行かない。
さらにさらに、たった一日のできごとという形になってる。
あちこち尖らせすぎなんだけど、評論家には効果的だったみたいで、映画祭で賞取りまくってる。
•近くで爆発が起こり続けてる。
•スナイパーが無差別にひと撃ってる。
•火事場泥棒やってる賊が出る。
•頼りになる男がいない
これらの要素がサスペンスを高めている。
レイプのリアリティーがハンパなかった。
終わりかたも尖った話にふさわしい、なにも解決してないエンド。
あまりにえげつないシリア内戦を伝えるという点においても大成功している。
面白かった。
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