レインボウの作品情報・感想・評価

レインボウ2017年製作の映画)

Rainbow/Una Questione Privata

製作国:

上映時間:85分

3.1

あらすじ

1943年夏、イタリアのピエモンテ。大邸宅の居間でミルトン、ジョルジョとフルヴィアの3人の男女が仲睦まじく会話をしている。ミルトンはフルヴィアを愛しているが、フルヴィアの本心は分からない。やがてレジスタンス軍に参加したミルトンはフルヴィアがジョルジオと関係を持ったことを知り、彼を見つけずにいられない。しかしジョルジオはファシスト勢力の捕虜になっていた。

「レインボウ」に投稿された感想・評価

ここでの評価は低いけれど、私は好きな映画。メッセージも描かれた場面場面も。名監督が年をとるとシンプルでみずみずしい作品になる、そういう映画だと思った。見てよかった。
TIFF

最近のタヴィアーニ兄弟の作品はさすがに緩さが目立っており、かつ枯れ過ぎてるんでさほど礼賛も出来ないんだが、まあしかし映画祭で観とかないと一般公開されない可能性が高いし、昔の作品は好きなんで監督作は一応観に行く訳です。幾つかの忘れ難い作品は確実にありますから。ちなみに、歳食ってより過激になる不良老人もいるわけだから一概に加齢=円熟・円満化とも言えないよね。スコリモフスキやゴダールは完全に不良でしょう。

それはさておき、本作はぶっちゃけよく分かりませんでした(苦笑)。話が複雑で分からないってんじゃないです。ちょっと達観し過ぎ、あまりに観照的な描き方がこちらの琴線に入り込まない。それが主眼ではないのは百も承知ながら戦闘シーンの緊張感のなさは緩い演出と甘いカメラワークのせいだし、やたら多用される人物の大クローズアップはこれがファシズムやレジスタンスという大文字の物語(大義)に潜む個人的な物語を紡ぎ出す意図があるのは理解できるにせよ、リズムに欠けるからいきおい退屈になりがち。

こっちも歳食えば良さが分かるようになるんかいな。
Naoya

Naoyaの感想・評価

2.3
1943年イタリアの戦時中の夏、レジスタンス兵士の青年が友情と愛のために生き抜く姿を描いた作品。戦争の悲惨さが描かれつつ、青年の恋模様も場面場面で挟まれつつで、恋愛要素と戦時の対比の絵作りは魅力的で映えるが、全体的には地味な展開。絵作りの良さは感じるが、メッセージ性は薄く感じてしまう。
backpacker

backpackerの感想・評価

3.0
今年の東京国際映画祭も終わってしまいました。グランプリが『グレイン』だったので、まさかの2回見ることに……笑

それはさておき、最終日の11/3、『レインボウ』を鑑賞してきました。
時はファシズム吹き荒れる第二次世界大戦下のイタリア。
幼馴染みの親友ミルトンとジョルジオが、フルヴィアという女性と三角関係になり……。

三角関係?
確かにそうなのかもしれないけど、フルヴィアの真意が定かではないしなぁ。
色々と投げっぱなしな印象です。広げたらとっ散らかったままになっちゃったような。
ジョルジオは結局どうなってしまったんだろうか?
ミルトンも最後には心境が変化していたみたいだけど……?
捕虜のうるさいエアドラマーは不可欠な存在なのかな?
三角関係というより、男の嫉妬劇に見えちゃったなぁ。

と、色々思うところのある一本になりました。
それぞれ深掘りがあまりされませんでしたので、浅い所をピックアップされ過ぎて疑問ばかり蓄積されてしまいました。
mikazuki44

mikazuki44の感想・評価

3.2
東京国際映画祭2017

恋する男が戦時中にファシストに狙われながらも個人的な事に奮闘するなんて、ある意味ファンタジー。

よくよく考えたら、その場にいない愛する女性のためにあそこまで右往左往するの、すごいなぁ。
ルカ様は安定のかっこよさ。
mosfilm

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3.0
東京国際映画祭での上映で作品冒頭にパオロ(弟)からのメッセージがありました。あれは映画祭用なのか?それとも作品の一部なのか? メッセージ後にスクリーンサイズが変わったんで作品の一部ではないような?
とはいえタヴィアーニ兄弟も御年88歳と86歳ですか。メッセージでも言われてましたが今更ファシストがどうこうってもね。
映画祭で新進気鋭の監督作品、言い換えると自己主張強く観客不在でアップや手持ちカメラの多様等々を見せ続けられていた中で本作を鑑賞したんで題材だけでなく、カメラワークも演技も、メイクも何もかも大仰で古臭い。

確かに今時ファシストとレジスタンスかよですが、内戦さなかで親友が彼女と会ってたかなんか知って単独行動しはじめるは、そんでもって捕虜になった仲間助けるんで敵を捕まえ捕虜交換ダァ なんか戦争というより部活?的緩さ。

確かに映像はとても綺麗なんですがなんだかね〜。タヴィアーニ兄弟もオリヴェイラ化しちうのか?
marimo

marimoの感想・評価

2.8
なんだかすごく文学的なお話。

主人公の行動原理に全く感情移入出来ないままエンディング。
行間が深すぎて私には難しかったです。

お口ドラムの捕虜さん。あれって笑うところなのかな。ところどころ挟むな〜って思ってたら、まさか最後そこでも挟むのかと吹いてしまいましたが。。。

上映時間は短いけど疲れちゃいました。
masa

masaの感想・評価

3.5
原作はベッペ・フェノリオの20世紀イタリア文学の最高傑作。監督は巨匠タヴィアーニ兄弟。

観賞していて少し眠くなりあやうく自分の中での『難解でよく分からなかったけどとてもよかった』シリーズに入りそうだったが(笑)
いつのまにか霧のなかの風景の美しさと戦争のもつ狂気と哀しさに入り込んでいた。

レジスタンス兵士の青年が友情と愛に悩みながら戦火をくぐる物語。
ところどころ挿入される「オーバーザレインボウ」のメロディが沁みる。
nkkoba

nkkobaの感想・評価

3.3
なんだか中途半端。
ところどころ印象的なショットがあった。