これって恋なのかどうか...。
“詩人は代わりに泣いてあげるんだ。悲しみを抱える人々のために_”
詩人ヒョン・テッキが、小学生の質問に答えたもの。この言葉に従えば、テッキの思いはセユンの悲しみに耳を傾けただけ。幾度か出てきたけど、同情も含まれている。しかし彼との交歓を通して、テッキは詩人として一皮剥けたのでしょう(文学賞受賞)。
とするならばセユンへの思いは恋と言えるのではないかと思う半面、今までのような物事の美しい部分だけを見るのではなく、その想いの別の側面にも目が向いた結果、“恋かもしれないその想い”と訣別することにしたのではないかと。
妻が詩人である夫を語った言葉のように、詩人の見方って不可思議ということでしょうか。