ピュンピュン丸

兵隊やくざ 大脱走のピュンピュン丸のレビュー・感想・評価

兵隊やくざ 大脱走(1966年製作の映画)
4.5
シリーズ5作め。有田上等兵と大宮二等兵が、ひょんなことから、中尉と少尉になりすます。大宮(勝新太郎)の少尉ぶりが板に付いていて、とても楽しい。笑

共産ゲリラに囲まれた民間人の日本人を救出すべく、有田偽中尉(田村高廣)が立ち上がるが、弱腰の上官を説得するその姿に感服した。本作の有田上等兵の男前ぶりは、勝新を凌ぐカッコ良さ。特に、偽者とバレてから、開き直って、皆にぶる演説は鳥肌が立った。そもそも、軍人の国民に対する使命はこうでなくてはならないはずだ。とにかく、あれほど怪物大宮が「上等兵殿」を敬愛する意味がよくわかる。

色々ハマり役ある偉大な大スター勝新だけど、自分はこの「兵隊やくざ」が、中学生の頃から一番好き。