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ヴィクラムとヴェーダのnのレビュー・感想・評価

ヴィクラムとヴェーダ(2017年製作の映画)
4.8
2年連続、TIFFの〆は国民のハズバンド(って勝手に呼んでる)ことマーダヴァンさん。それだけでも大満足なのだけど、とにかく最高の映画だった!!

マーダヴァンさん演じる豪腕刑事と、ヴィジャイ・セートゥパティ氏(ハンサム!)演じるその宿敵の大物ギャング、切れ者どうしが繰り広げる、息もつかせぬ頭脳戦と肉弾戦と銃撃戦。140分もあったなんて信じられない。

そして、展開の面白さと同じぐらいかそれ以上に、出てくる人々のパワフルな存在感に魅了されてしまった。渋くいかつい南インドの男たちの、顔・顔・顔!
インド映画って、ものすごい美女がヒゲの小太りのおっさんと一緒に突然踊り出すやつでしょ?というステロタイプが日本ではいまだに根強くあるけど、そのヒゲの小太りのおっさんがめちゃくちゃかっこいいのだ。
おのおの鉈や木っ端を手に取り、派手なシャツにルンギの出で立ちでカチコミをかけるギャング軍団には問答無用で燃えるし、こちらもラフすぎるジーンズ姿で現場に踏み込んで、悪党と見るや躊躇なく撃ち殺し、分厚い掌で張っ倒す警官たちも、負けず劣らずふてぶてしい。
なお、おっさんばかりが酒場で歌い踊る、極限までむさ苦しくセクシーなダンス曲もあります。

タミル映画はほぼ未知の世界だったけど、これからはあらゆる機会を捉えて観なくては…!!と決意した。新しい扉が開いた模様。
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