かなり奇抜な設定で、見せ方として魅力的なシーンがいくつかあり、掘り出し物だった。
もっと登場人物の感情にリアリティを与えていればメジャー映画になったかもしれないが、あえてなのかB級映画っぽさが残る。とにかく怪物よりも生徒達がいかれてる。あと先生も。
奇抜な設定だが、意外とディティールに凝っていて話の流れに整合性がとれていたのが好感。スマホによりカメラが一般に普及したことやSNSの登場により、情報収集が簡単になった現代、怪物もすんなりと妹の居場所を突き止めることが出来る。元は人間だったという設定が効いてくる。
ハイライトはバスのシーンだろう。一人残らず皆殺しする爽快感。
この映画ではかなりの人数が死ぬ。その爽快感・潔さが良い。
ところどころ日本の文化からの影響を感じて嬉しかった。
YEN TOWN BANDの 『My way』が流れたということは、
岩井俊二監督好きなんだろうなぁ。
あと老人ホームなのかなんなのかあの薄汚い建物はなんなのか。ああいう施設に実際高齢者が住まわされているのだろうか。台湾の文化気になっちゃう。
