【短剣のコンパス】
95歳のおばあちゃんが、戦死した夫の本当の墓を求めて歩くロードムービー。
おばあちゃんを探しにいく孫も同じく祖父の過去を知っていく。
過去を紐解くことは重要なことではあるけども、時として残酷なこともある。
インドネシアの歴史はオランダ軍に侵略されたり、ダムによって村が沈められたりと明らかになっていく。
『パフィロ』という名前はたくさんあることから、色んなパフィロという人物に惑わされ、なかなか夫の墓が見つからない。
老体に鞭を打って最後にたどり着いた真実とは…
兵士の血は流れ、大地に浸透し、大地は自由を得た。
どこにお墓があろうとも関係ない。
大切のは魂の行方なのだ。
2017.10.30