あましょく

歌行燈のあましょくのレビュー・感想・評価

歌行燈(1943年製作の映画)
5.0
弥次喜多おたくの鏡花の道中ばなしおもしろさで、あれなんだかきいてた幽玄とギャップが?…大丈夫です!
荒磯にて恋し恋しやと叫ばせ、サザエの殻を投げつけられる折檻?書き下したらおかしいでしょう。…大丈夫!このあたりからビジュアルすごいですから。
おもちゃになってはいけないよ。明けの松林のぎりぎりフレームにおさめる尊さよ…。
まことのこころで覚えた芸は、必ず人の心を打つ。原作では中途のはなればなれに〜から本流・本筋に辿り着く構成で、これはこれで超面白いんだけど、脚本は時系列に、あーよいな!
花柳さんはこっから花柳十種始まったんですと?美声どころの話じゃないよ。原作見返してたら、「近頃山田から来た」「五十鈴川の澄んだその目」、なんぞと思ったら、命名の由来とのことである。すごい仕組まれてる。
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