バナバナ

SUNNY 強い気持ち・強い愛のバナバナのレビュー・感想・評価

SUNNY 強い気持ち・強い愛(2018年製作の映画)
4.3
韓国版を先に観ていて、あちらの方が私の世代とドンピシャだったので、国は違うのに強い共感が持てたのだが、日本語版はルーズソックス、パラパラ世代なので面白いのだろうかと懐疑的だった。
が、心配は徒労に終わりました。

日本版はグループSUNNYの脇キャラまでが強力なキャスティングなので、キャラが凄く立っている。
その中でも特に、整形美女の小池栄子と、今はグループの中で一番落ちぶれていたともさかりえが突出していたと思う。
韓国版の人は、これで“整形美人なの?”としか思えなかったが、小池栄子さんの自腹豊満ボディーは凄く説得力があった。
また、韓国版では影が薄かった薄幸キャラの人も、ともさかりえが演じることで、出番は少なくても強烈な印象を残すことができた。

グループのリーダー芹香役は、真木よう子さんの方がよいという方も多いが、私は真木さんだと彼女らの設定より10歳若いので、色々経験があり、元々気っ風が良くみえる板谷由夏で正解だったと思った(渡辺直美の役は、花を添える程度でメインではないので、若くても気にならなかった)。

そして特出すべきが敵キャラを演じた小野花梨さん。
『鈴木先生』でも、顔は平凡なのに、かなり個性の強いキャラを演じられていたので印象に残っていたが、この人の芝居がめっちゃ上手い。
芸能界を子役で引退せずに、まだ続けていらっしゃったんですね。
この人も、この先悪役キャラで、もっと大化けしてくるかもしれませんね。
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