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SUNNY 強い気持ち・強い愛のPAOのレビュー・感想・評価

SUNNY 強い気持ち・強い愛(2018年製作の映画)
4.0
カット割りとか韓国の元ネタに寄せてはいるものの、大根監督版SUNNYの巧いところは、まず第一に学生時代の設定を90年代にしたところだなぁ。
今の若い子は知らない子もいるだろうけど、20歳以上の人でコギャルブームの爆発的なバズり方を知らない人は少ないだろうし「今」と「昔」という二つの時間軸をクロスオーバーする構成では、象徴的なあの時代ってのはすごいわかりやすいんだよね!
あとなんつっても劇伴音楽・挿入曲の全てがTKの曲ってとこ。
安室ちゃんも出てきたけど、安室ちゃんもTKも今年引退だし最後の映画ってのもプロモーションとしてはミソだけどね。
そんな広報的な事を除いてもTKの曲の使い方が素晴らしいわけで。
曲を聴いただけで90年代にタイムスリップするかのような感覚。
因みにコギャルブームのとき私は小学生だから、SUNNY達より年下だけど、それでもその時代を生きた者としては最高に「エモい」!
兎に角、胸が熱くなる。きっと、世代ど真ん中の人はもっとその想いが強いと思います。
そして懐かしいなぁ〜とノスタルジックな想いに浸った直後に流れるTKソングの破壊力やばい。
唐突にやられる膝カックンのような。
いや、劇中のセリフをかりるならば
ケツの穴から手ぇ突っ込まれて奥歯ガタガタ言わせられたかのような衝撃!
まぁ一言で、非常に良かったよって。
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