“新井浩文”
油断してたら冒頭から不届きもの(新井容疑者)出てきてビビったな～(笑)ただ芝居はキレキレでした。
ってまぁそんなことはさておき、決して完璧な映画とは言わないし言いたいことは沢山ある。ただこれは見事に泣かされっぱなしでした。オリジナルからの絶妙な改編に成功したエモいリメイクだと思う。
※以下、長文ネタバレあり。
大根監督はデビュー作「モテキ」からそうだけど、本当に曲の使い方が天才的。まず冒頭ド頭のLA LA LA LOVE SONGに乗せた高校生ギャルたちによるミュージカル的なシーン。アガるのはもちろん、というか改めて聴くLA LA LA LOVE SONGの曲自体のクオリティの高さにビビる。
あとは中盤の広瀬すずにヘッドホン被せてからの…CHARAのシーンはエモ死するかと思いましたね。
話の筋をほとんどなぞってるからそれなりに泣けるのは確実なんだけど、それでも大根監督の演出は素晴らしいと感じた。
キャストのMVPはやはりリーダー芹香役の山本舞香。かっこよすぎ。ただあの役は素の山本舞香に限りなく近いとバラエティー番組での彼女を見るに思う。(今日も王様のブランチ出てたな)
あと、ともさかりえのアル中っぷりもベストアクトだったなぁ。
もうワンシーンワンシーン語っていきたいくらいこの映画(オリジナルも)が“好き”なのは間違いないんだけど、でもそれでも気になる部分はある。
例えばオリジナルでもそうだったんだけど、あの薬に溺れちゃうブリタニーって子いるじゃないですか？あの子に救いが全くないのはやっぱりこの映画残酷やな～と思ってしまう。どうしても自分はああいう落ちこぼれ役に感情移入してしまうので。
あとエライザが大人になって結局エライザのままで出てくるのもそれは１００歩譲っていいとしても、彼女がラスト突然現れて終わりっていうのは腑に落ちない。彼女があの事件以降、何をしてどう過ごしていたのかを軽くセリフではなく映像で説明してほしかった。
とはいえやっぱり良いリメイクだと思った。ギャルってやっぱり魅力的だよね。なに考えてるか全部顔に書いてあるから。
