このレビューはネタバレを含みます
オリジナル未見。
まだ未来に希望が持てた時代。この頃のコギャルはほんと最強で、劇中のセリフでもあったけど、本当に世の中が女子高生を中心に回ってた。
彼女たちよりも少し下の世代だが、数々の音楽やファッションは、あの頃に思いを馳せる良い時間となった。
写真にポスカでなんか書いてたなー。懐かしい。
あの頃の象徴とも言える「愛しさと切なさと心強さと」は、さすがに本人主演だから流せなかったか。笑
私は独り身なのでどちらかというと芹香の立場なのだが、やっぱり、余命幾ばくもないと知ったら学生時代の友人たちに会いたいと思うし、奈美の立場ならどう寄り添うだろうと考えさせられた。
私が死んだら、あんな風に友人たちに明るく見送ってほしいし、友人が死ぬ時が来ても、やっぱりあんな風に明るくバカ話をして送ってやりたいと思った。もちろん、まだまだ先の話である。
大人たちが、女子高生時代を演じてる子たちにそれぞれ寄せていて、ちゃんとその子に見えて、女優さんってみんな凄いなーと思ってたところに、ヤク中のブリタニがめちゃめちゃうまくて、度肝抜かれた。
多分だけど、ちょいちょいオリジナルの韓国っぽさが残ってて「あー、うん…」となるところはあったが、90年代のイケイケな雰囲気と、女優さんたちの演技力でなんとか見れた。
ナナについては結局よくわからないまま終わったが、大人ナナも池田エライザが演じてたところを見ると、ナナは既に亡くなっているという解釈でいいのか?
あと、芹香の遺産凄すぎ。そしてその遺産でウメとシンの問題一気に解決というのはちょっと納得いかない。