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リズと青い鳥のRaRaRaのレビュー・感想・評価

リズと青い鳥(2018年製作の映画)
4.0
初京都アニメーション。

超絶フェティッシュ。そもそもアニメはフェティシズムの塊だったと思い出す。このフェティシズムに乗れるか否かを常に試されてる気分だった。

主人公の周りの人がいい人なのもリアリティがあって良かった。いじめられて孤独になりました、じゃ記号的すぎる。ベタなところベタなんだけど、この辺のバランス感覚が絶妙。後輩が音が窮屈で合ってないことを指摘する場面も、あの後輩の子が嫌な子には見えないバランス。

個人的に、建物越しにフルートの光が当たるところはフェチにドンズバです。
後輩の子が主人公と頑張って距離を詰めようとする感じが可愛かった。

子供の頃にETを見てから、こういう不可避な別れの物語では感動するように脳がプログラムされているので胸が締め付けられて死んだ。しかし、普通なら演奏をクライマックスに持ってきそうなものを、その後、会話シーンが結構あるのが独特。最初から最後までまどろっこしいが、90分なので見れた。

しかし、美男美女しか出てこないのはアニメマナーか。京アニマナーか。先生がやたらいい男と美人で笑ってしまった。

どうでもいいけど思い出のマーニーはこういうものを目指すべきだったなぁと。別にマーニーはマーニーでいい映画だけど。
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