エンジェル幸子

リズと青い鳥のエンジェル幸子のレビュー・感想・評価

リズと青い鳥(2018年製作の映画)
4.0
終わってから一回、涙堪えて 3分後に我慢出来なくて 泣いた。

明るくて周りに人が集まるノゾ。
自分のことをつまらない人間だと殻に閉じこもり気味のミゾ。

そんなミゾにノゾが声をかけて仲良くなり一緒に吹奏楽部に入る。
音楽の才能があるミゾ
その才能を持っていないノゾ

人って、自分にないものを憧れたり羨ましく思ったりする。それで好きになったりすることもあれば嫉妬してしまうこともある。ないものって ない人にしか解らないわけで 理解し合うのも難しい。

表には出さない裏の顔。
誰もがある。
でも友達にその弱い部分を見せ歩み寄れた時に絆は深くなる。

そして進路という壁。
これは誰もがぶち当たる。
夢がある人。やりたいことがみつからない人。その他いろいろな問題。
進路は友情とは全く関係ない。
これが淋しい。大人になるって それぞれの道を歩んでいくこと。

ラスト、気持ちを整理して歩み寄れた瞬間をみた。きらめきだ。これは私にとって青春のきらめきと言える映画だろう。