オトギバナナ

リズと青い鳥のオトギバナナのレビュー・感想・評価

リズと青い鳥(2018年製作の映画)
4.3
揺れる髪、スカート、廊下の光などのアニメーションがとてもとても繊細で、そこに流れる空気、風が心地よく伝わってくる。靴箱や窓を開ける音など、細かい生活音を大切に伝える演出も良いし、心地よく流れる吹奏楽がすごい好き。

挿入童話での水彩タッチも、終盤の展開、終わり方も唸る。何より先生の一言からのあの展開、あの演奏、あのアニメーションは鳥肌が立った。

やっぱこういう心地よい空気が伝わる映画って好きだな。あと、フルートから反射する光、「どういたしまして?」も良かった。