リズと青い鳥の作品情報・感想・評価

「リズと青い鳥」に投稿された感想・評価

いやぁ…素晴らしかった👀✨✨ストーリーもアニメーションも音楽も…全てがベスト👍✨
主人公である女子高生たちの、何ともひと言では言い表せない歯がゆい思いや友情物語と、作中に出てくる童話「リズと青い鳥🐦️」のストーリーが彼女たちの心情と絶妙にリンクしていて、本当にリアル。
更に京都アニメーション制作ということで、ひとつひとつのシーンが綺麗👀✨瞳の輝きや揺れ動き、髪の流れ、足音…何だか自分もその場にいるような感覚に…😌🍀
公開から少し日が経っちゃったケド、観に行って本当に良かったと思える作品でした(*´-`)🎼
総合評価:78点☆
試写会で鑑賞。
スピンオフだということは知らなかったので最初戸惑いましたが、
元の作品を見てなくても楽しめると思います。
ストーリーはほとんど起伏がないというか淡々としていますが、聲の形の監督なだけあって映像や演出が繊細で綺麗なのが良かったです。
吹奏楽に興味のある人ならより楽しめると思います。
『リズと青い鳥』★4.5
(東京近郊の方は10月26日まで立川シネマシティで極上音響上映やっているので観に行こう!金は出す!)
傑作『聲の形』の山田尚子監督×吉田玲子脚本の最新作。京都アニメーションの人気アニメ「響け!ユーフォニアム」シリーズのスピンオフながら、前作の知識がなくても本作だけで楽しめる独立した1本の作品になっている。
物語は高校の吹奏楽部に所属する2人の少女の友情を美しい映像で描いた青春劇。
本作で描かれる少女たちの友情はガラス細工のように繊細だ。ほんの少しバランスが崩れるだけで壊れてしまいそうな儚さがある。しかし、そうであるがゆえに美しい。思春期の少女たちの間でしか成立しえないであろう、奇跡のような瞬間のきらめきを切り取っている。しかし、青春時代にはいつか終わりが来る。少女たちは高校卒業後の進路という現実に向き合うことで、それまでの関係の見直しを余儀なくされる。
タイトルの「リズと青い鳥」とは物語内に登場するオリジナルの童話と同名の楽曲からとったもの。孤独な少女リズと彼女のもとにやってきた青い鳥との出会いと別れの物語を少女たちは自分たちに重ね合わせる。内気な少女・のぞみは自らをリズ、活発な親友・希美を青い鳥だと思っていた。孤独なリズが青い鳥との別れを選択することが理解できず悩むみぞれ。しかし、とあるきっかけで自分こそが青い鳥だったのではないかと彼女は気づく。自分が翼を持つ自由な鳥だと気付いたのぞみは自らの思いを演奏にのせる。
愛しているがゆえに、相手の幸せを願うがゆえにリズは青い鳥との別れを選択する。鳥は大空を自由に羽ばたいている姿こそが最も美しく輝いているから。
そばにいることだけが愛情の形なのではない。相手が最もその人らしくいられるような距離をとることも必要なのだ。
友情とも愛情ともつかない共依存的な関係から抜け出した少女たちは異なる進路を選択する。この先に待っているのは別れである。しかし、別れを選択することで、むしろ彼女たちの関係は以前より強固で明るく力強いものになった。
少女たちは2人ともが相手の幸せを願い、自らの小さな幸せを手放せるリズであり、同時に幸せに向かって羽ばたける翼を持った青い鳥なのだ。
青春映画、アニメ映画、百合映画?(個人的には百合とは思わない)の金字塔であり、2018年暫定ベスト映画。12月に発売するBlu-rayはもちろん購入します。
『聲の形』『リズと青い鳥』と傑作を2本連続で送り出した山田尚子監督と脚本の吉田玲子さん(最近話題の『若女将は小学生』もこの方!)の実力は本物。一生着いていきます!
https://youtu.be/lQxwNaoFdQQ
白風

白風の感想・評価

4.7
京アニの圧倒的な作画力が光る。
ストーリーものぞみとみぞれの関係性をじっくりと描いており、彼女たちの行動も非常にリアル。
学生時代ならではの繊細に揺れ動く感情をここまで丁寧に描けているのは見事。
映画館の音響で聴く演奏シーンも鳥肌モノ。
アニメ映画としては2018年ナンバーワン。
声優さんたちの演技も最高。
kohei

koheiの感想・評価

4.4
ハッピーアイスクリーム。あーすごい。おもしろい。アニメでしかできない表現、クライマックスへ向けた秀逸な脚本、演出、予定調和のない“クライマックスのその後”、少しもやもやの残る幕切れ。あとめちゃくちゃ重要だったのが仕草(特に足の動き)・声のかわいさ。全部好き。
『桐島〜』しかり『カランコエの花』しかり、吹部の演奏で魅せる映画はだいたい傑作。






『少女邂逅』、『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』、『カランコエの花』、そして『21世紀の女の子』。今年のミニシアター邦画を彩る「ガール・ミーツ・ガール」についてブログ書いたので興味ある方は是非。
http://bsk00kw20-kohei.hatenablog.com/entry/2018/10/20/114251
のげち

のげちの感想・評価

4.2
色々思うところはあるのですが、疲れたので書きません
杜口

杜口の感想・評価

4.5
アニメ的な誇張表現を極力抑えたどこまでも映画的演出に溢れた作品。

徹底して人物は言葉で考えをぶちまけたりせず、演出でみせていく。
歩く時、つい壁をさすったり、壁に寄っかかって、手持ち無沙汰に足を動かしたりといった仕草。人の目線から映す世界。そこから人物像を浮かび上がらせる。

他にも、被写界深度をいじったりと映画的な画面が多い。

さらには、主人公の女の子2人の寓話として働く、童話の世界は現実と対比して水彩風に描かれるだけでなく、音楽も違う。
現実は現代、主流なハンスジマーに代表されるようなはっきりとした旋律を持たない環境音楽的なもの。
童話の世界は吹奏楽で、古典的な映画音楽にも似たものとなっていて、ある時、その2つの世界は美しく交わる。それは映画音楽の古今が交わる瞬間ともなる。

これが、アニメにおいて行われたことは奇跡とも言える、非常に特異なことだと思う。必見です。


あとは、この作品のレビューとか批評は本当に面白いものが多くて、色々見てみてもいいかも。
例えば、これはリズと青い鳥の演出を網羅的に考察していて面白いです。
https://askb.hatenablog.com/entry/2018/05/11/003225
こっちは監督の山田尚子がどんな映画から影響を受けているかを海外の方が考察してる動画です。
http://nico.ms/sm33114948?cp_webto=share_others_iosapp
少女邂逅との最高の2本立て

僕はこの映画を見るまで、映画とは「最初と最後で主人公の心情が変化するもの」と思っていた。良くも悪くも変化することだけがゴールであると思っていた。

でもそうじゃないかも知れない。主人公が負けていても勝っていても自分の存在の価値、ヒエラルキーの位置、社会での立場、人としてのアイデンティティを見出し、考え、どう生きるか、どう生きれるか答えを出す事が映画の決まり事だと感じた。

その事に気づけただけでこの映画は満点です。

主人公2人が自分の立ち位置を見出した後のセッションはとても最高でした。
響けユーフォニアム未見で観ましたが、良作でした。一時期の一瞬を切り取った輝かしい作品。
onyi

onyiの感想・評価

4.0
山田尚子監督作品として変わらず高いレベルの演出、執念に近い細部へのこだわりが感じられる。個人的には効果音と手足を用いた感情表現が特に良かった。

一方で、感情に訴求するエンタメ性と演出の細部に宿る芸術性のバランス感覚こそが監督の最大の魅力と感じていたので、抑制された表現で静かに物語が進んでいく本作はストイック過ぎるように思えた。
良い作品だが、かなり人は選びそう。
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