シュトルム凸映画鑑賞記録用改め

あさがおと加瀬さん。のシュトルム凸映画鑑賞記録用改めのレビュー・感想・評価

あさがおと加瀬さん。(2017年製作の映画)
3.4
高校生の女の子同士カップルの恋愛話。キャラクターは可愛いが…。葛藤あれど、第三者が絡まない閉じた世界なので、物語性がやや弱い。女の子同士だということも葛藤に絡まないので、男女カップルの男子側を女体化してるだけという感じも…
・恋のライバルは欲しかった
・女の子同士であることの意味を追及してほしかった(女の子同士であることに特段の意味を持たせないことが時代性であり先進性かも知れないが)
・小道具が全然登場しないのはどうか
小道具というのは二人の間の思い出の品とか、伏線になりうるようなガジェット、マクガフィンのことね。ラストに突然、朝顔じゃねぇ…
また、ラストの駅での別れのシーン。古来より使い古されてるテンプレートシーンだけに一捻りが欲しかった。
それこそ、作中チラッと登場する小さな恋のメロディのようにトロッコでも、リトルロマンスのようにゴンドラでも、物語の永続性を信じさせてくれる見たことがない仕掛けが必要なのだ。
そういう意味では尺も明らかに足りないね。