みきちゃ

あの頃、君を追いかけたのみきちゃのレビュー・感想・評価

あの頃、君を追いかけた(2018年製作の映画)
4.9
邦画史上最もエモいキスシーンをみた。
ちょうよかった…。

台湾発の映画の良いところは(ついでに小説も)、映画的によく転がってる話じゃなくて、映画にもならないくらい日常的に転がりまくってる話を取り上げて、すっっっごくキラキラと輝かせて、寄り添えた人にとって特別でたまらない映画に仕上げてしまうところ。元の台湾版はまだ観てないんだけど、あの台湾作品に多いエッセンスがたくさん引き継がれた素敵なリメイク版になってそうだった。

演技や役作り以外の、役者本人の人間性や素質を滲ませて、活かさないとうまく仕上がらなさげな部分がちらほら。秀才な令嬢の役は齋藤飛鳥にぴったりだった。美少女が周りを威圧する瞬間とか、天性のものを発揮しないといけないとこが綺麗にキマってた。7人が実際に仲良くないと醸し出せなさそうな空気感もちゃんと出てて、その辺は一連のTVとSNSの宣伝活動からも伝わってきてたように、座長の山田裕貴がまとめあげてちゃんとやり遂げたんだなあと思った。

山田裕貴を追ってると面白い。本人も言ってるように脇役が多いし、私の中ではずーっと「ハイローの村山さん」だったけど、今回は「ハイローの村山さん」を山田裕貴が初めて超えた。主役でこそ輝く人なんだなあ。思春期の、女子から見ると単細胞で幼稚で脳ミソ筋肉な男子の、みなぎるエネルギーや正体不明の苛立ち、焦燥感etc.なんかがめっちゃ出てた。

良かったなあ。そこそこ純文学的だったから、届くべき層に届かなさそうで歯がゆい…。名言多かったなー。もっかい観よ。すこし経ったら台湾版も観よ。

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映画の後の舞台挨拶で、すぐ目の前で山田裕貴と齋藤飛鳥を見た。生の山田さんは顔と佇まいがやばいイケメン具合で、何年かメディア越しに見てきたのとはぜんぜん違ってた。生で見て衝撃を受けるほどの芸能人て多くはいないと思ってて、山田裕貴にここまでの期待はしてなかったからまじで驚いた。骨格フェチやから刺さったのかもしれない。齋藤飛鳥は、顔の小ささがはんぱなくて、そのせいで目がめっちゃ大きいし、何から何まで超華奢なのでスラリとして仕方がなかった。二人とも取り繕わないし、嘘がなさそうな言葉を吐くところが似てるなと思ってて、喋ってるのを聞いてたらほんとにその通りだった。なんであんな真っ直ぐな感じのまま生きてられるんだろう。

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二回目観賞。はー、すき。