ぐるぐる映畫

あの頃、君を追いかけたのぐるぐる映畫のレビュー・感想・評価

あの頃、君を追いかけた(2018年製作の映画)
3.5
2011年に公開され台湾で大ヒットした恋愛映画のリメイク。

特に何か大きい事が起こることでも無い。
幼稚で馬鹿で近くにいるはずなのに気持ちを伝えられずもどかしい。

しかし、青春という物は幼稚で馬鹿でもどかしい。そういった青春のリアリティを真っ直ぐに描いていたように思いました。

台湾版は未鑑賞なのですが…
恐らくこれって脚本あんまりいじって無いんですかね?所々に日本を舞台にしているはずなのですが日本感が無く、どこか異世界で行われてる出来事のようで不思議な雰囲気を感じました。
しかし、これが相まってかノスタルジックな気分になれました。

多少、中盤ダラけてしまい間延びしてしまう部分もあるのですがラスト回想の場面が非常にベタだけどもこれが素晴らしく映画全体を引き締めていました。

だからこそあそこで終わっていればなぁ…終わり方が蛇足に感じてしまいした。

役者陣に対しては本作のヒロインである我らが乃木坂46の齋藤飛鳥。
スクリーンに映る圧倒的なヒロイン感が凄い。恐らくこの役は彼女でなければ演じられない。ポニーテールにした時の彼女めちゃくちゃ可愛いんですよね。
圧倒的あしゅ!!

そんな彼女をリードするかの様に山田裕貴が好演。齋藤飛鳥の良さを上手く引き出していました。
この人、ほんと綺麗な顔してるんですけどだいぶ身を削った事を本作ではしてるんですよね(笑)
ここ女子必見です
山田くんのお尻が拝めますよ(小声)

確かに脚本や舞台設定に違和感はあるのですが青春時代を思い出させるような素敵な映画でした。