なみつ

あの頃、君を追いかけたのなみつのレビュー・感想・評価

あの頃、君を追いかけた(2018年製作の映画)
3.5
女子にときめく男子の気持ちがわかりました。
これはかわいい。これはずるい。
言ってることは要所要所できついのに。かわいくなかったらしばかれてるぞ?と思うところもちらほらあるのに。

タイトルにあるように、この映画を「あの頃」として捉える世代にある自分にとっては、どうしたらいいかわからない映画。こんなきらきらな記憶はないから懐古することもないし、今の自分にも影響はないし。こんな事実も世の中にはあるんだよねって。でも「この頃」に観るなら、なんらかの背中を押してくれる映画な気はする。

なので、かわいい生き物たちをただただ、愛でてました。みんなほんとかわいい。
大学になって離ればなれになってるのにずっと7人にこだわってるところだけはちょっと世界か狭すぎるように思えて現実感があんまりなかったかな。そういうのをあんまり信じてない。

山田さんが演じる役はいつも、山田さんって本人もこういう性格なんだろうなって思えるからすごい。ハイローを見すぎて床に伏せる彼に違和感を覚えてしまったあかんあかん。

斎藤飛鳥ちゃんも始めて動いているところを見たけど、顔は特に好みじゃなかったのにほんとにかわいすぎた。演技は素人だと思うんですけどセリフの内容が人間が言うにしてはおかしいからちょうどよくて、ぎこちない笑顔も役の性格に合ってて良かった。散髪がつぼにハマってるとこも最高です!


好きなセリフは、
「軽蔑したくないから」
心にさくっとくるよ!

「気が散るから、前にいてよ」
破壊力がすごいよ!

わらけたセリフは、
「どうした、パンツなんか履いて」
おまえがどうしたよ!

聞きまちがえたセリフは、
「おまえ、何志望?」
(ふくよかな子が質問されてたので、「何脂肪?」に聞こえた)


映画には直接関係ないんですけど、「数学なんて将来なんの役に立つの?」という種類の発言があんまり好きじゃない、ただの言い訳のために人を貶めてるところが。
なみつ

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