まるちよ

ギャング・イン・ニューヨークのまるちよのレビュー・感想・評価

2.2
ニューヨークで実際に名を馳せた「ジョン・ゴッティ」というマフィアの生涯を描いた映画。
ジョン・トラボルタが年寄りメイク、若者メイクで主演なんだけど違和感が凄くてそればかり気になっちまった。

「ブロウ」みたいに、栄枯盛衰を描いた作品特有のなんとも言えない哀愁がいい味出してる。
ブロウやワンス・アポン・ア・タイム イン・アメリカとは違って、マフィア稼業にあまりクローズアップしないので人間ドラマを掘り下げている。

とにかく家族を大事にするんだ!という昔気質な心意気を大事にするマフィアなんだな、というのは伝わったけど、実在の人物とは言え「マフィア」なんてものに対する造詣が深くないから終始ジョン・トラボルタのメイクばっかり気になって頭に入ってこなかった。

獄中でゴッティが息を引き取る時、息子に命からがら話しかけるシーンはマフィア映画あるあるの「必死に生きた男の最後」を感じられてかっこよかった。
このマフィアが何を成し遂げたのか、という部分をもう少し掘り下げてくれれば、最後に出てくる実際のインタビューシーンとかもジーンと来るのかもしれない。
いささか尺が足りない印象を受けたのが残念だった。

◆良いところ
- なんだかジョン・トラボルタが見れるだけで嬉しい
- 息子役の人がクソイケメンでいいやつ

◆悪いところ
- もっとマフィアの泥臭いところが見たかった
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